殺し屋鬼灯に所属している。義空の友人。夜叉丸と官兵衛の古馴染みでもある。
義空に次ぐ鬼灯の責任者で、義空不在時は基本的光道が鬼灯を管理している。
常に布で顔を覆われた笠を被っており、振袖の黒着物を羽織っている。首と手首には数珠を付け、錫杖を手に一見すると義空同様僧侶に似た出立を見せている。
頑固な性格で、決めた規律を乱す者を決して許さない。
普段は冷静であり、物静か。大声を出したり 自ら前に出たりする様な積極的な人柄ではないのだが、一見物静かな印象を受けるその根はかなりの短気であり、一度怒りが頂点に昇ると中々収まらないのが悩み所。鬼灯面子は無論のこと、長い付き合いの義空ですら手に負えない時がある様子。
極度の潔癖症を拗らせており血が苦手。その上病弱体質であり、トドメに持病持ち。時折発作を起こす事もあり、然も年々発作頻度が増えている様だ。そんな状態の為に戦いには挑めず、基本的には拠点内で待機し鬼灯の金銭や情報の管理を任されている。
然し前述した通り、体が弱い反面で気は強く、組織員に対しても義空に対しても厳しく半端を許さない質な他、仕事で手を抜こう物ならいつも怒号を飛ばしており、割と本人自身は逞しい。
然し弱っていく自身の体の事を忌まわしく思ってもいる様で、自らを「死に損ない」と自称する。死に対しても悟りを開いた様に受け入れており恐れている様子を見せない。
また、面と向かって義空自身には伝えないものの「儂一人死んだ所で義空さえいれば鬼灯は決して朽ちない」と発言するなど、義空に対し強い信頼を抱いている様な様子もある。
旧友、官兵衛の部下である誠吉の事は警戒しており、表面上では毒を吐き毛嫌いするも、かつての官兵衛との影を重ねてるのか、いまいち彼を放っとけない様子もあり、遠回しに気にかける様子もある。
いつも顔を布で隠しており素顔を晒したがらない。
全体的に周りに対し緩い義空とは対比的に、短気でせっかち、毒舌な上手厳しいが、本心では組織を大切に思っている節もあり、義空曰くは素直になれないだけ、だそう。
余談だが義空と旧友というだけあり、今でこそ全てを断ち切ってはいるが過去は酒豪で、かなりの愛煙者だったそう。