殺し屋「鬼灯」に所属する武士。
同様に殺し屋として鬼灯に身を置く桜子とは幼馴染関係であり、よく行動を共にしている。
濃い茶の瞳に肩下までの黒髪を前髪と一緒に全て後ろで結っている。白い長羽織を羽織り、中に無地の黒着物を着ており、腰に脇差と刀を下げている。
剣の腕は一人前であり、鬼灯ではその腕を買われ義空の用心棒として控えている。
かつての武士としての自尊心からか、口には出さずとも卑怯な真似は比較的嫌ってる様子もあり、時折変に意地の強い公平な勝負に拘ることがある。
一見すると冷静に見える物の、実際は脳筋であり、頑固で意地っ張り。其処に短気も災いし時折後先考えず突っ走る事もあるという、蓋を開ければ中々と癖のある男。
然し根は真面目である為、純粋に本人はただ一生懸命なだけである。
大柄で長身、その見た目通りの頑丈な体を持つ男で、単純な力や屈強さを全面に出した勝負には強いのだが然し、頭脳戦を持って来られると途端に隙の出てしまうと言った質で、頭はあまり良くない様子。
同じ組の夜助とは行動をよく共にしており、相性が良いのか夜助にも比較的穏やかに接せられており、彼もまた夜助の事を信頼しその腕を評価している。
誠吉とは初対面時よりあまり良い印象が無く、誠吉が何をせずとも壱悟郎から食ってかかる事もあり、喧嘩に発展する事も多くあった。突如現れた上、過去にも謎の多い誠吉の事を信頼しきれず、強く警戒している様子だが、その根底には組織の皆を想う彼なりの責任もあるのだろう。
融通のきかぬ性格をしているが 根は純粋であり、恋愛ごとや女絡みの話には実は滅法弱く、それ故、長年想いを寄せている桜子に対しても、素直になれずに厳しく突き放してしまう事が多々ある。誰にもいう事はしない物のその度本人自身も少々気にはしている様子だ。
これは余談だが、大のカナヅチである。