殺し屋狩集団夢現(ゆめあらわ)の幹部の一人。
一茶、影丸と手を組み夢現を支持する役割を担っている。夢現襲撃部隊の頭役。
黒髪に赤い瞳。首元を覆う黒い中着の上から赤い着物を纏い、左の長いもみあげを髪留めで止めている。 片手に大太刀、片手に裏で仕入れた銃を所持している。
元は百人斬りのお尋ね者殺人鬼として追われ、日本中を放浪していた破落戸。殺しを嗜好としており、私欲趣味として殺めた人数は百人を超えるが、殺し屋となった今でもその数は留まり知らずに格段的に伸びており、今では九百人を超えている。
自由を好み自身の欲望と本能に忠実に生きている。
その上度の過ぎた殺戮狂で、命を賭けた殺し戦に拘り、執心している。己が強者と認めた者を自身の手で殺める事にも異常な興奮と快楽を感じており、また、誰かを殺し続けないと理性を保てないという困った性癖の持ち主である。
自分が追い込まれれば追い込まれる程それも滾り、苦戦すればする程戦に快楽を覚える、筋金入りの戦愛好者。
その事も踏まえて、夢現の幹部である河北一茶の事は本人の前では大きく口に出すことはない物の、誰よりも強く評価しており、理想の強者として強い執着心を持って彼の側にいる。
本音を言えば 誰よりも一番彼と戦ってみたいと思っており、無遠慮に言えば殺めてしまいたい、その果てならば殺されてしまっても厭わないとまで思っている程に、その衝動は病的に拗れている。
彼が夢現の幹部として夢現の繁栄に加担する様になった理由も、きっかけといえば一茶の側で一茶を監視する為であり、いつの日か、自分が彼の首を狩り獲るのだという強い執念の表れでもあり、それどころか驚く事に其れらの殺意を包み隠さず素直に全て、一茶本人に告白をした上で幹部にいる。
武器愛好者。主に銃器と刀を好み金を注ぎ込む。殺めて稼いだ金を武器に注ぎ込み、また殺めて稼ぎ、それを繰り返すことで時にやり場のない欲を満たしている。
馴れ合いを嫌い、興味のない事には極端な程に適当で無関心であるが、自身が気に入った物には強い独占欲と執着心を見せ、何があってもどんな手を使っても、それら全てを我が物にしようとする。
また、こう見えて八面六臂の才覚の持ち主であり 戦闘才能が非常に高く、状況判断力、観察能力、分析能力、五感能力、其れ等全てにおいても飛び抜けた鋭さを持ち、戦に置いては頭の回転も異常に早い。彼の戦闘才能には夜叉丸も一目置き高く評価をしている。
斑瑪誠吉に対し強い絶望と怒りを植え付けた張本人であり、誠吉の行く末を大きくねじ曲げた人物である。
最初こそは興味が無く誠吉の名すら覚えていなかったが、とある事をきっかけに誠吉という人物を強く気に入り、執拗に彼の命を狙う様になる。